振付師MIKIKO(ミキコ)から学ぶマネジメント術 NHK プロフェッショナル(2019年2月10日放送)
先週末、トルネで録画したNHKのプロフェッショナルをまとめて観ていました。
中でも特に面白かったのが2019年2月10日放送の振付師MIKOKO(ミキコ)の回。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/284/1669519/index.html
MIKIKOさんはパフュームの振付を始め、東京オリンピックの総合演出までをも任される日本を代表する振付師、そして演出家の方です。
https://www.mikiko0811.net/#home
MIKIKOさんは演者の隠れた魅力を引き出す能力が物凄いです。
パフュームの「無限未来」という曲でも、曲のニュアンスに合わせて今までのパフュームには無かったしなやかな振付で、彼女達の新しい魅力を引き出していました。
演者の隠れた魅力を見抜く洞察力と、演者と裏方のメンバーのモチベーションを引き出すマネジメント力がずば抜けて素晴らしいと思いました。
そんなMIKIKOさんは中学生を相手にした講演会で、独自の人材マネジメント術を説明していました。
MIKIKOさんは、自分のやりたいこと、相手に求めることを「正直に」伝えることがポイントだと話していました。
素直に、そしてストレートに相手に求めていることを伝えるのは、意外と難しいことかもしれません。
そして、それが重要な理由は、相手に「自分が必要とされている」と思わせ、使命感を引き出すことにあるのです。
なるほどーーー!と感銘を受けました。
影響されやすい僕は、今週仕事で新しいプロモーション施策を打ち出そうとした際、あえて数人のメンバーに意見を求めてみました。
正直に言うと、僕の中ではその新しいプロモーション施策の方向性は大方決まっていました。
僕はどちらかというと自分で全てやろうとしてしまいます。これは長所でもあり、短所でもあります。
ただ、MIKIKOさんの言葉を思い出し、自分の中で完結するのではなく、あえてチームメンバーに「アドバイスをください!」と意見を求めてみました。
そうすると、思いもかけない程の反応がありました。
メンバーから、次から次へと様々なアイデアが返ってきたのです。
1人のメンバーから意見が返って来れば、それに被せて別のメンバーから新しいアイデアの返信が来る。そして、さらにそれに被せた新しい意見が返ってきたりと、信じられないくらい議論が白熱しました。
そしてそれは、今僕がこのブログを書いている金曜日の夜22時台にも活発な意見が送られて来ています。
これに僕はちょっと感動してしましました。
自分の考えだけでは思いつきもしなかったような素晴らしいアイデアが、メンバーの意見から次々と生まれて来るのです。僕が企んでいたプロモーション案は、自分が思ってもいなかった程素晴らしいものになりそうです。
人は、自分が必要とされれば、活き活きと働くのです。そしてそれを引き出すことこそが、真のマネジメントなのだと思いました。
MIKIKOさんのお陰で、僕の中の引き出しが大きく広がりました。
さすがは東京五輪の演出家。当然ながら、その実力は伊達ではないです。
そして、やっぱりNHKのプロフェッショナルは最高の番組です。毎回多くの気付きを与えてくれます。