現代アートは良い 常識に凝り固まった頭をリセットしてくれる 金沢~富山へ旅行へ行ってきた
先週は夏休みを取って金沢~富山に旅行に行ってきた。
金沢、富山は茶屋街やお城など歴史ある街並みだけでなく、意外にもアートの街のような雰囲気があって、イケている美術館が多数あった。
まず一日目は金沢のひがし茶屋町へ訪問。
京都にもよく似たこの街並みは、国の伝統建造物の保存地区にも指定されている歴史ある茶屋街だ。
有名な由緒ある茶屋へ入り、見学&お茶と和菓子をいただく。
日本美の究極といったような美しい茶室と和菓子だった。ここは確かに外国人観光客も感動するね。
ところが僕は、こういう日本の伝統の文化を全面に押し出した作品だったり施設なんかにどっぷり触れると、何とも言えないような落ち込んだ気持ちになってしまうのだ。
日本文化は素晴らしくて美しいのは疑いの余地は無く、それを愛して守り続けることも必要なのはわかっている。だけれども、そこに固執してしまうと新しいものを生み出せず前に進むこともできない。一言で言うと、閉塞感。
この気持ち、わかる人はいるかな?
だから、僕は東京オリンピックの新ロゴが、日本文化を表現した市松模様に決定したときは心底落ち込んだ。お前らいつまで日本文化の押し売りに固執するんかい。世界が驚くような、まったく新しいジャパンを表現する気概は持っていないのか?
最近「日本人スゲー」的なTV番組が増えているのも、こういった閉塞感の表れのようで何とも言えない暗い気持ちになるんだよね。
そしてそのあと、忍者寺と呼ばれる妙立寺に訪問。
忍者寺と呼ばれているけど、忍者は全然関係ないらしい。お殿様が頻繁に寺に来ていたので、敵の侵入に対抗する為に様々なカラクリが仕掛けられてあったので、いつしか忍者寺と呼ばれたらしい。
意外と寺の中は広く、ガイドさんの説明付きで30分くらい見て回った。ガイドの女の子がアイドル顔負けのルックスで超可愛かった・・!
そして2日目、金沢の21世紀美術館と、富山の県立美術館に訪問。どちらも現代アートを押し出したユニークな美術館なのだが、1日目に訪問したひがし茶屋街、妙立寺等の日本文化とのギャップもあって、非常にエキサイティングなスポットだった。
改めて感じたけど、現代アートは面白い。
僕は現代アートは詳しくないので正直意味不明な作品も多いのだけど、どの作品も「従来の文化や常識などぶっ壊してやろう!」というような新しい発想と気概がある。それだけでも価値があると思う。
現代アート最高!!
現代アートを観てると、僕らがとらわれているルールや価値観なんて、考え方次第でいくらでもひっくりかえせるんだよなーと思わされる。
みんなが悩んでいることの大半は、従来の常識に縛られている結果ではないだろうか?
伝統は守らないといけない?
家族は大切にしないといけない?
働いたら3年は頑張らないといけない?
浮気は良くない?
不倫はダメ?
貯金は大切?
贅沢は良くない?
などなど、当たり前の常識の下に僕らは悩み苦しんでいる。
そんなの知るかボケーーーーーー!!!!!
てな感じで、僕の頭の中の凝り固まった常識をリセットしてくれる。
現代アートに触れて、気持ちがフルリセットできた気がした。
ちなみに、富山県立美術館の屋上スペースはめちゃくちゃおススメ。
高山連峰と富山の街並みを一望できる、超オープンなアートスペースは物凄く気持ち良い。