キャリアコンサルタントは最低限のコミュニケーション能力があれば誰でも出来る
最近登録したJOBQというキャリア相談サービスで、「キャリアコンサルタントになるにはどうすれば良いですか?」という質問に答えた。
JobQ[ジョブキュー]|キャリアや転職に特化した匿名相談サービス
僕はキャリアコンサルタントの経験は無いが、前職で人材サービスの会社で営業をやっていて、そこにはキャリアコンサルタントの人も居たので、キャリアコンサルタントの仕事はだいたい分かる。
僕のJOBQの質問に対する答えは、
「最低限のコミュニケーション力さえあれば、キャリアコンサルタントは誰でも出来るよ!」
だった。
キャリアコンサルタントを志望する人は結構多いらしい。
キャリアコンサルタントは国家資格になっていることが箔をつけているのだろうし、何よりも「コンサルタント」という響きが、さらに魅力に拍車をかけている。
ところが実際のキャリアコンサルタントは、転職すら経験したことのない新卒社員や、まったくの異業種から来たホテルマンや営業マンだったりする。コンサルティングファームの経験者など滅多にいない。
「コンサルタント」という響きに惑わされてはいけない。キャリアコンサルタントは個人の人生をアドバイスするような神のような存在ではない。
分かりやすく言うと、キャリアコンサルタントは賃貸不動産の営業マンと全く同じ職種なのだ。
キャリアコンサルタントは、まずは紹介できる手持ちの案件(求人)があり、そこに求職者の要望に合った、もしくは出来るだけ近しい案件を紹介する仕事だ。
キャリアコンサルタントには、個人のキャリアをアドバイスする能力だとかコンサルティング能力は一切不要だ。
大事なのは求職者が納得できる求人を選んで提供する能力。
そこに必要なのは、コンサルティング能力ではなく、求職者の経験と要望を適切にヒアリングできるコミュニケーション能力なのだ。
なので、キャリアコンサルタントとして活躍する人は、コミュニケーション力があって柔軟性のある人。営業、サービス業などの人と接する仕事の経験があれば、全然誰でも出来る仕事だ。人材会社はどこも人手不足なので、入るのは難しくない。
ちなみに、大手人材紹介会社であれば、キャリアコンサルタントの年収は結構良い。ある程度実績を出していれば、年収600~700万くらいが相場だと思う。(人材紹介業は、求職者の年収の30~40%がサービス料となっており、非常に利益率の良いビジネスなのです)
コミュニケーション能力にある程度自信がある方は、キャリアコンサルタントへの転職は結構おススメだと思う。
(ただ、日常的に人と会話する仕事なので、ある程度のストレス耐性は必須となる)